「ごめんしか言わない夫」が生まれる3つの理由とは? “とりあえず謝る”ことでかえって夫婦関係が悪化…
謝罪には大きく2種類ある
最後、3つ目のケースは、謝罪の種類を分かってないからです。 どういうことかと言うと、謝罪には大きく分けて2種類あるんですよ。それが何かと言うと、相手に迷惑をかけたり何かミスをしたりしたときの謝罪と、相手を傷つけたり不快にさせたりしたときの謝罪なんです。 この2種類の謝罪を区別できてない人やゴチャ混ぜにしている人は、相手を傷つけたり不快にさせたりしたときの謝罪をちゃんとできていない場合が多いです。ちゃんとできないというのは、「なぜ相手は怒っているのか?」という理由が分からないまま謝っているから、謝罪のうちに入ってないんですよね。 相手の怒りがなぜ分からないのかと言うと、人の気持ちを理解できる男性が少ないからなんです。これは、その男性が優しくないからというより、「その概念がない」というケースの方が圧倒的に多いかもしれません。 どういうことか、説明させていただきます。 基本的に人の気持ちが分かる人は、自分と相手の思い方や感じ方が違うのを分かっていて、それを否定しない人です。逆に人の気持ちが分からない人ほど、自分が思うように相手もそう思っているはずという前提なので、それが覆されると、その相手のことが理解できなくなります。だから、「そんなことで悩むの変だよ」とか「そんな風に考えるのはおかしい」と言う人がいるわけです。 そういった理由から、「自分と相手の思い方や感じ方は、ときとしてまったく違う場合がある」という当たり前の事実を理解してない人ほど、相手を傷つけたり不快にさせたりしたときの謝罪ができないんですよね。 要するに、自分はそんなことで怒らないから、それで怒る相手の意味が分からないというわけです。自分と相手の思い方や感じ方をきちんと区別している人は、「自分はそんな風に思わないけど、この人はそれが嫌なんだな」と分かるので、前述した2種類の謝罪もちゃんと区別できています。 なので、謝罪の区別ができないまま「ごめん」と言っている旦那さんは、謝っているときに相手の怒りが分からないので、狐につままれたような感覚なのかもしれませんね。 「ごめんしか言わない」夫が生まれる3つの理由をご紹介しました。 次回はその3つすべてに共通することと、すれ違いを起こさないために気を付けたいことについてお話します。