初のラ・リーガ、スペイン代表デビューから一気にバイエルン入り 大飛躍の若きドリブラーは来季主力となれるか
まだ今は42分しかプレイできていない
現在のバイエルンはレロイ・サネ、セルジュ・ニャブリ、キングスレイ・コマンといった強烈なウイングを抱えているが、今冬そこに加わった若手も忘れてはならない。 今季スペインのグラナダで一気にブレイクし、バイエルン入りを果たした22歳のスペイン代表FWブライアン・サラゴサだ。 最大の特長は抜群のキレ味を誇るドリブルで、スペインを離れて2カ月が経った現在もラ・リーガのドリブル成功数第7位にサラゴサの名前がある(53回)。 ただ、バイエルンではまだ戦力になっていない。ここまでリーグ戦で42分間プレイしたのみで、チャンピオンズリーグでも先日の準々決勝1stレグ・アーセナル戦をベンチから眺めていた。 バイエルンに適応する時間が必要なことに加え、バイエルンの環境はグラナダとは異なる。攻撃陣にはスタープレイヤーが揃っているため、レギュラーポジション獲得は簡単ではない。 それでもスペイン『as』によると、サラゴサはチャンスを手にしたいと意気込んでいる。今季は難しいが、すでに来季の戦いへ視線を向けているのだ。 「最初少し大変だったのは事実だけど、少しずつチャンスを掴んでいくつもりだ。ここバイエルンにいることは光栄なことで、ここでプレイするために毎日ハードワークしている。言語を学び、この素晴らしいチームにできるだけ早く適応できることを楽しみにしている」 「来季もバイエルンで戦うつもりだし、そのために5年半契約を結んだんだ。来季はプレイしたいね」 今季はラ・リーガ初挑戦、スペイン代表デビュー、そこからのバイエルン移籍と、とんでもないスピードでステップアップを果たすことになった。それにふさわしいテクニックを持った選手であることは確かで、来季バイエルンのサイドでどんな輝きを放つか楽しみだ。
構成/ザ・ワールド編集部