誰もが豊かに暮らせるために…「ダイバーシティ&インクルージョンフォーラム」岡山大学で1月開催【岡山】
岡山放送
誰もが豊かに暮らせるまちづくりを考えようと、岡山県内の大学や企業のトップなどが集まるシンポジウムが、1月16日、岡山市で開かれます。開催を前にキーパーソンに思いを聞きました。 (岡山大学 三村聡副学長) 「さらに岡山が輝くようなまちづくりにつなげるために大きな一歩を踏み出すようなシンポジウムだと位置づけられる」 聴覚障害がある子供の教育支援に取り組む岡山市の岡山大学で開かれる「ダイバーシティ&インクルージョンフォーラム」。障害の有無にかかわらず、誰一人取り残さない「インクルーシブ」な取り組みを紹介し、まちづくりに生かそうというものです。 (岡山大学 三村聡副学長) 「石井十次氏の孤児院があったり、点字ブロック発祥の地だったり、いまに始まったわけではない。過去の歴史からも岡山という場所はそういったマインドにあふれた県民性を持っていて社会実装する活動も続いている」 そんな岡山から2024年、バリアフリーの国際賞「ゼロ・プロジェクト・アワード」が選ばれました。受賞したのは、色覚異常がある人をサポートするソフトウェアを開発した両備システムズと手話放送に取り組むOHKです。シンポジウムはこの2社も共同で主催し、取り組みの内容を報告。企業のトップや学問、芸術関係者と一緒に、岡山のまちの未来の姿を考えます。 (岡山大学 三村聡副学長) 「私たちのまちは私たちの手で守っていく。これは民間主導になる。ややもすると国や自治体、行政任せになってしまう。そうではなく、私達自らが作り出し発信し定着させていく、それがこれから私たちのまちを作り、地域を守っていくために大切なことになる」 岡山の取り組みを発展させ、地方の新たな姿を示す。シンポジウムは、1月16日、岡山大学鹿田キャンパスで開かれます。 (岡山大学 三村聡副学長) 「みんなが目線を合わせて普通の生活ができる。こういったことを実現するための第一歩になる。わくわくするようなシンポジウムになれば」
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