「常に勝ち続けられるような選手に」岡慎之助が初五輪で金3・銅1のメダル獲得 一番うれしいのは「団体の金」
◇パリオリンピック2024 体操男子種目別鉄棒決勝(大会11日目=日本時間5日、ベルシー・アリーナ) 【画像】鉄棒種目を終えガッツポーズをする岡慎之助選手 体操の岡慎之助選手が男子団体・男子個人総合に続き、鉄棒種目で今大会3つ目の金メダルを獲得しました。 今大会の体操男子、最終種目となる鉄棒では、有力候補とされた選手のミスが相次ぐ中、ミスのない完璧な演技を披露した岡選手が金メダルを手にしました。 試合後にインタビューに応えた岡選手は、首にかかった金メダルを見て「奇跡ですね」とポツリ。柔らかな笑顔を浮かべます。鉄棒種目を終えての思いを聞かれると「本当に、最後何が起こるか分からないってところで本当にミスなくやりきれたってことが、この金メダルにつながったのかなと思います」とコメントしました。 この日、鉄棒の前には平行棒種目に出場し、ミスのない演技を見せ「銅メダル」を獲得した岡選手。ミスのない要因を聞かれると「やっぱり準備ですかね。ケガしてから準備はしっかりやってきたので」と答えました。 金メダル3つ・銅メダル1つと、初出場のオリンピックで躍動した岡選手。“パリ五輪”について聞かれると「団体の金メダルが自分の中では一番うれしいなと思います」と振り返ります。さらに、4年後に向けて「もっと強くなって、常に勝ち続けられるような選手になりたい」と強い眼差しで意気込みました。 頼もしい表情をのぞかせた岡選手でしたが、日本に帰ってやりたいことには「ドライブしたい、おいしいもの食べたい」とし、応援してくれた日本の人々へのコメントを促されるとカメラに向けて「鉄棒、金メダル取ったぞ~」と20歳らしいお茶目な笑顔をみせました。