松阪商・世古選手(陸上)に団旗を授与 三重県選手団 21日から全国高校総体
三重県教育委員会などは9日午後3時半から津市の県総合文化センター多目的ホールで、本年度全国高校総合体育大会県選手団の団旗授与式と第74回県高校総合体育大会表彰式を行った。団旗授与式では、県立松阪商業高校3年で陸上競技部の世古櫻紗選手が団旗を受け取った。 全国高校総体は21日から九州地方を中心に行われ、県内からは、多数の松阪地区関係選手を含む、28競技に505人(9日時点)が挑む。式は県選手団らの士気高揚と成績をたたえることなどを目的として20年以上前から実施している。 団旗授与式では、選手を代表して旗手を務める世古選手が、嶋田和彦団長(58)=県高体連会長・四日市工業高校校長=から団旗を受け取り、「旗手と高校最後の全国総体ということもあり、緊張と不安がありますが、今までしてきた練習を信じて優勝を目指して頑張ってきます」と誓いの言葉を話した。 世古選手は取材に「まさか自分が旗手に選ばれるとは思っていなかったので驚きましたが、全国では集中して結果を残せるように頑張りたい」と話した。 団旗授与式の前には、今年度の県高校総体の表彰もあり、学校対抗の総合部門では、全種目の1~8位の順位による得点などを集計した結果、松阪地区では三重(神崎公宏校長)が女子優勝、男子準優勝となった。 また種目別連続優勝校表彰ではソフトテニス女子で18年連続で優勝している三重(村田真紀乃監督)と、バレーボール男子で6年連続優勝している松阪工(橋本雅司監督)が表彰された。