県に早期整備求める 地域高規格館山・鴨川道路期成同盟会(千葉県)
安房3市1町でつくる「地域高規格道路『館山・鴨川道路』整備促進期成同盟会」(会長・長谷川孝夫鴨川市長)は、千葉市内のホテルで総会を開いた。2024年度の事業計画や予算などを承認。総会後、県に対し早期整備を求める要望書を提出した。 各市町の首長、議長、関係者ら29人が出席。来賓として特別顧問の猪口邦子参議院議員、顧問の木下敬二、三沢智、川名康介県議、県土整備部の職員らも同席した。 総会の冒頭、長谷川会長は能登半島地震や東北地方の大雨被害などに触れ「災害に強い広域道路ネットワークを構築するためには、館山・鴨川道路計画の早期具体化、防災、減災、国土強靱化(きょうじんか)の財源確保が不可欠。今後、本期成同盟会の果たす役割は、ますます重要となってくる」などとあいさつ。 総会後は、県道路計画課の横田彰洋課長から、館山・鴨川道路の検討状況について、これまでの調査結果などの説明を受けた。 その後、県土整備部の四童子隆部長に「館山・鴨川道路は、自動車専用道路として、有料道路事業で早期に計画を具体化し、整備推進を図ること」などを求め、要望書を手渡した。 同路線は、地域の自立発展や地域間の連携を支える道路として、1998年6月に計画路線となった。99年12月には、館山市から旧和田町までが調査区間に指定され、優先的に整備を進める区間や概略ルート、構造などが検討されている。 期成同盟会は、関係市町が連携して早期事業化に向けての働き掛けを展開しようと2017年10月に発足した。