“世界のYAHAGI”から学ぶ豪州の“留学生”フォンテンさん 研修は「とても親切でプロフェッショナル」
異色の経歴を持つ“留学生”が矢作厩舎で研修中だ。豪州の女性トレーナー、ゲイ・ウォーターハウス師の下で働いているジャック・フォンテンさん(35)。シドニー大を中退し、ハンバーガー店を6店舗経営。はたから見ると、順風満帆のように思える人生だが、「面白くない。刺激が欲しい」と事業を撤退し、30歳で競馬の世界へ足を踏み入れた。 「世界でトップの調教師の一人である矢作調教師の下で学びたい」と決心し、面識のなかった矢作師に直接メールを送ったことで今回の研修が実現。行動をともにしてわずか数日だが「とても親切でプロフェッショナル。たくさんのことを学ばせていただいている」と充実ぶりを明かした。 今月末までの滞在を予定しており、「日本にいる間にできるだけ多くのことを学びたい。馬は人間の内面にいい影響を与えてくれる」と意気込む。“世界のYAHAGI”から多くのことを吸収し、目標としている来年の開業へつなげたい。(デイリースポーツ・小田穂乃実)