典型的…印鑑を取りに行かせるスキに封筒入れ替えカードを奪う 被害181万円 北海道で詐欺
札幌・厚別警察署は2024年11月21日、北広島市内でキャッシュカードをだまし取られる詐欺事件が発生したと発表しました。 被害にあったのは、北広島市に住む70代の女性です。 警察によりますと、21日午前10時ごろ、女性の自宅の固定電話に警察官を名乗る男2人から「あなたの口座からお金が不正に引き出されている。キャッシュカードを袋に入れて保管する必要がある。これから警察官が行って手続きをする」などと電話がありました。 その電話中に、女性は自宅に来た別の警察官を名乗る男から封筒にキャッシュカードを入れて保管するように言われたということです。 女性は指示に従ってキャッシュカード4枚を封筒に入れた後、男から割り印を求められたため、印鑑を取りに目を離した隙に、別の封筒とすり替えられて、カード4枚を盗まれたということです。 その後、被害に気が付いた女性は21日午後2時半ごろに警察に相談し、事件が発覚しました。 盗まれたキャッシュカードの口座からは、数回にわたって現金合計181万円が引き出されていたということです。 警察によりますと、女性はキャッシュカードの暗証番号を警察官を名乗る男に電話で聞かれ、教えてしまったということです。 警察は「警察官や金融庁の職員をかたり、キャッシュカードを封筒に入れて保管するようにというのは特殊詐欺。警察に通報してください」などと注意を呼びかけています。