「飯伏プロレス研究所」所属の町田光が3年10カ月ぶりのキック復帰もデンサヤームに判定負け【Krush】
K-1グループの2023年最後の大会となる「Krush.156」(12月17日、東京・後楽園ホール)で元WPMF世界スーパーフェザー級王者の町田光(飯伏プロレス研究所)が約3年10カ月ぶりのキックボクシング復帰を果たし、デンサヤーム・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)と対戦した。試合はデンサヤームの左ミドルを攻略することができず0-3の判定で敗れた。 町田は2020年2月にシュートボクシング(SB)のリングでの宮越慶二郎戦を最後にリングから遠ざかり、2021年12月30日に自身のSNSでキックボクシングからの引退を発表。それまでの戦績は59戦38勝(11KO)18敗3分。居合抜きの動作をヒントに開発した「居合パンチ」で人気を博していた。そして2022年にはDDTでプロレスラーとしてデビュー。現在はこの日、セコンドに就いた飯伏幸太の「飯伏プロレス研究所」に所属しプロレスラーとしても活動していた。
デンサヤームは2020年にK-1グループに初参戦。その時はスーパー・バンタム級で武居由樹と対戦し判定負けを喫したが、ムエタイ独特のテクニックを駆使し武居を苦しめた。その後、階級を上げ2022年にはライト級で大沢文也、2023年にはスーパー・ライト級で鈴木勇人と対戦するもいずれも敗れ、K-1グループではいまだ勝利はなし。しかし今年8月にタイで、11月にはKNOCK OUTでオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)で勝利を収めている。 1R、オーソドックスの構えの町田とサウスポーのデンサヤーム。町田は左ジャブ、デンサヤームは左ミドル。町田も右ミドル。デンサヤームは左ミドル、左ハイ。町田は居合パンチのポーズを見せる。圧をかける町田にデンサヤームがカウンターで左ストレート。それでも前に出る町田にデンサヤームは左ミドル。町田が圧をかけるとデンサヤームはミドルと前蹴り、そして左ストレート。