夏木マリ、後輩から「湯婆婆を譲って」と言われる 20年以上演じて「とっても幸せ」
舞台『千と千尋の神隠し』の制作発表会見が29日、都内で行われ、湯婆婆/銭婆を演じる夏木マリが出席。「初演、そして昨年、今回で3度目。個人的には、映画をやらせていただいたのも20年くらい前だと思います。20数年も一つの役をやらせていただけるということは、とっても幸せだなと思っておりますし、本当に頑張らなければいけないなと思っています」と笑顔で話した。 【動画】夏木マリ、20年演じた“湯婆婆”の葛藤を明かす「足枷になっていた」 一方で「後輩の俳優たちが『そろそろ湯婆婆役を後輩に譲ってください』ということも言われていて…」とも。それでも「私的には湯婆婆も銭婆も愛おしいのでもうちょっとやらせていただきたいなと思っております」とほほ笑むと「従業員(キャスト)も増えました。しっかり働きますので、どうぞ今回もよろしくお願いいたします」と呼びかけた。 宮崎駿監督の不朽の名作である『千と千尋の神隠し』は、01年の封切り以降、爆発的なヒットを記録し、03年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。その壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。 1972年にロンドン、73年にロサンゼルスにてミュージカル『風と共に去りぬ』(作:菊田一夫、原題:スカーレット)が上演され、その後も『ローマの休日』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』『四月は君の嘘』が韓国などの現地プロダクションで上演されているが、今回のように日本上演時のプロダクションが、海外において日本語による演劇を、3ヶ月間にわたり上演することは、東宝としても初挑戦、日本の演劇界としても殆ど類を見ない試みとなる。 ■舞台『千と千尋の神隠し』 【公演情報】 2024年3月11日(月)~30日(土)東京 帝国劇場 2024年4月30日(火)~8月24日(土)イギリス ロンドン・コロシアム 2024年4月7日(日)~20日(土)愛知 御園座 2024年4月27日(土)~5月19日(日)福岡 博多座 2024年5月27日(月)~6月6日(木)大阪 梅田芸術劇場メインホール 2024年6月15日(土)~20日(木)北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru 【キャスト】 千尋:橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子 ハク:醍醐虎汰朗、三浦宏規、増子敦貴 カオナシ:森山開次、小尻健太、山野光、中川賢 リン/千尋の母:妃海風、華優希、実咲凜音 釜爺:田口トモロヲ、橋本さとし、宮崎吐夢 湯婆婆/銭婆:夏木マリ、朴ろ美、羽野晶紀、春風ひとみ 兄役/千尋の父:大澄賢也、堀部圭亮 父役:吉村直、伊藤俊彦 青蛙:おばたのお兄さん、元木聖也 頭:五十嵐結也、奥山ばらば 坊:武者真由、坂口杏奈 【スタッフ】 原作:宮崎駿 演出・翻案:ジョン・ケアード 共同翻案:今井麻緒子 オリジナルスコア:久石譲 音楽スーパーヴァイザー・オーケストレーション・編曲:ブラッド・ハーク 音楽スーパーヴァイザー補・オーケストレーション・Ableton プログラミング:コナー・キーラン 美術:ジョン・ボウサー パペットデザイン・ディレクション:トビー・オリエ 振付・ステージング:井手茂太 照明:勝柴次朗 音響:山本浩一 衣裳:中原幸子 ヘアメイク:宮内宏明 映像:栗山聡之 音楽監督・指揮:深澤恵梨香 舞台監督:北條孝 演出補佐:今井麻緒子 演出補:永井誠 演出助手:小貫流星 プロデューサー:尾木晴佳 演出:ジョン・ケアード 協力:スタジオジブリ 製作:東宝