40代で「夜行バス」は体力的にキツいですか? 東京から「片道3000円」で京都に行けるなら、かなり安いですよね?“ネックピロー”などグッズがあれば大丈夫でしょうか?
東京から京都へ行く際、高速バスを使うことで、日によっては片道3000円という非常に安い料金で移動できます。旅行のコストを抑えたいと思っている人にとっては魅力的に感じられるのではないでしょうか。 しかし、その安さには、体力的な負担や快適さの問題が伴います。特に40代になると若い頃と違って体力も落ちてきて、「本当に夜行バスで大丈夫なのか?」と不安になる人もいるかもしれません。 今回は夜行バスのメリットとデメリット、夜行バスで少しでも快適に過ごすためのポイントを解説します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
新幹線と高速バスでいくら違う?
まず、高速バスと新幹線の移動費用を比較してみましょう。 新幹線の自由席を使うとき、東京駅から京都駅までの運賃は1万3320円です。高速バスの場合は、バス会社や日付により変動しますが、火曜日・水曜日といった週の中ばであれば新宿駅から京都駅まで最安値3000円、連休前の金曜日でも8000円前後で利用できます。 高速バスを使うことで、最安値を選べば新幹線の4分の1程度に抑えられることもあるのです。
高速バスのメリットは安いだけじゃない! 夜行バスなら時間を有効利用できる!
夜行バスを利用した場合は、料金の安さに加え、移動時間を有効活用できる魅力があります。夜のうちに出発し、早朝に京都に到着するので、移動時間を睡眠に充てられる上に、1日目の早朝から観光を楽しめます。 早朝6時から参拝できる清水寺など、京都には朝早くから楽しめる観光地が多く、京都観光と夜行バス利用の相性は特にいいと言えます。
高速バスのデメリットと注意点
しかし、夜行バスにはいくつかのデメリットも存在します。特に40代の人にとって、長時間の座りっぱなしは体力的に決して楽ではないかもしれません。 バス走行中は揺れやエンジン音、ほかの乗客の出す音などでほとんど眠れずに到着し、観光を楽しめないリスクは存在します。観光を楽しむことだけを優先するならば、少し高めの料金を払ってでも新幹線で移動したほうが良いかもしれません。 ■高速バスで少しでも快適に過ごすコツは? それでも高速バスでの旅行を試みるのであれば、快適に過ごすための事前準備が重要です。耳栓やアイマスクに加えて、少しでも首の負担を減らすためのネックピローは用意しておくのがおすすめです。 バス内の空気が乾燥しやすいので、喉を守るために濡れマスクを着用するのもおすすめです。感染症の予防にもつながります。 盗難などへの犯罪への備えも必要です。完全に防ぐことはできませんが、現金の金額や貴重品の持ち込みを少なくし、できれば身につけておくと良いでしょう。 また女性の一人旅の場合は、女性専用席を設けているバス会社を選ぶなど、安心して移動できる環境を整えることが重要です。
40代でも夜行バスを快適に利用するために
40代になると、若い頃と比べて体力が落ちてくることが多いため、夜行バスでの長時間移動は体に負担がかかることもあるかもしれません。バス移動に耐えられるかは個人差があるので、新幹線と高速バス、どちらを使うべきかは一概には言えません。 ただ、それでも費用を大きく抑えられること、時間を有効活用できるメリットは大きな魅力でしょう。もし、高速バスでの旅行に魅力を感じるのであれば、快適・安全に移動するための準備を万全に整えた上で、一度試してみるのも良いでしょう。 執筆者:浜崎遥翔 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部
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