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　糖尿病や痛風、歯周病などは、日常のなかでよく耳にする病名だが、体のなかで何がどうなって発症する病気なのか、すぐに答えられる人はどのくらいいるだろうか？ 【写真】1400万回再生された “糖尿病になる仕組み” 視聴者「文字も言葉も無しにここまで伝わるのはセンスの塊」 　しくみや原因を理解しておいた方がいいのはわかっていつつも、いざ本を開いて勉強するには腰が重い。そんな人におすすめなのが、「激情ひとり」というYouTubeチャンネルだ。 ・ノンストレスで勉強ができる 　「激情ひとり」はアニメーションを投稿しているYouTubeチャンネルで、2024年3月31日時点で54.1万人の登録者数を誇る。投稿している動画はたった18本だが、そのどれもが80万～800万再生と、再生回数は軒並み高い。 　なかでも突出して再生されているのが、2021年12月7日に投稿され1400万回再生を誇る「糖尿病になる仕組み」という動画だ。「激情ひとり」のチャンネルは、体のしくみを解説する作品と、ミームやブラックユーモアが効いた作品の2軸で人気を博している。「糖尿病になる仕組み」は、体のしくみシリーズのなかでも圧倒的な人気を集めた動画だ。 　動画では、膵臓と細胞を“回転寿司”に置き換え、食事をしたあとの体のなかをアニメーションで表現している。シャリを糖質、インスリンを寿司職人に割り当て、摂取した糖質がどのようにして細胞に吸収されるかを解説。その後、運動不足やストレス、偏った食生活により、レールに吐き出されるシャリ＝糖質がどんどん増えていく、といった流れで糖尿病のしくみをアニメーションへと昇華した。 　動画の尺は2分半とかなり短いものだが、栄養素の解説から、吸収の過程、食事以外の要因や影響についてもわかりやすく解説しており、途中からリズムゲームなどの要素も盛り込まれ、非常にテンポよく視聴することができる。 　「激情ひとり」のチャンネルでは、短尺のアニメーションでストレスなく知識を得ることができる。教材や参考書で文章を読み理解するよりも手軽であり、気軽に見て覚えることができるのだ。チャンネルでは、糖尿病以外にも尿路結石や痛風など、生活習慣や日々の食事により発症する、身近な病気について取り上げている。いまは健康であっても、どんなことが体に良くないのかを知っているのといないのでは、これからの生活への意識も変わるだろう。 　こちらは、2022年5月28日に投稿された「スーパー迷惑な人」という動画だ。「激情ひとり」のもうひとつの軸であるミームやブラックユーモアが効いた作品のうちのひとつだ。 　迷惑な客によって違う場所に陳列された商品たちを助けるが……という物語になっており、最終的に迷惑な客は“あるもの”へと姿を変えられてしまう、というオチになっている。　ちょっとしたあるあるから妄想が膨らみ、壮大なストーリーへと進んでいく作品に、視聴者からも「文字も言葉も無しにここまで伝わるのはセンスの塊」「面白くてクオリティの高い動画をありがとうございます！！」と、作品の完成度に多くの声が集まっている。 　決して投稿頻度は高くないが、必ず視聴者の期待に答える高クオリティの動画を届ける「激情ひとり」。これからもっとコンテンツの幅も広がっていくだろう。チャンネルの今後の進化を楽しみにしたい。