東京地方に今季初の乾燥注意報 太平洋側で空気カラカラ 強風も 火災に注意
今日30日も冬型の気圧配置で、太平洋側を中心に晴れて空気が乾燥しています。関東から沖縄の所々に乾燥注意報が発表されており、東京地方にも今シーズン初めて乾燥注意報が発表されています。沿岸部を中心に風も強く、火が燃え広がりやすい気象条件となっています。火災に注意。
関東~沖縄の所々に乾燥注意報 東京地方は今季初
今日30日も冬型の気圧配置となっています。日本海側は雪や雨が降っていますが、太平洋側はおおむね晴れています。 太平洋側では空気が乾燥しており、11時現在、乾燥注意報が関東から九州、沖縄の所々に発表されています。今日30日10時9分に東京地方にも今シーズン初めて乾燥注意報が発表されました。東京地方で11月に乾燥注意報が発表されたのは2021年以来3年ぶりのことです。 また、沿岸部を中心に風も強く、強風注意報も発表されています。火が燃え広がりやすい気象条件となっています。
午後も空気が乾燥 火災や感染症に注意
今日30日の午後も太平洋側はおおむね晴れて、空気の乾燥した状態が続くでしょう。最小湿度は東京で28%、静岡で22%、大阪で38%、広島で33%。高知で31%、熊本で37%、那覇で45%の予想です。 このところ、火災が増えています。火の取り扱いにいっそうご注意ください。 また、昨日29日に厚生労働省が発表したインフルエンザの発生状況によりますと、11月18日から24日までの全国のインフルエンザ定点当たり報告数は2.36で、全国的な流行期に入ってから3週連続で増加しています。感染症にも注意が必要です。
空気が乾燥 火事を防ぐには
空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。 ① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。 ② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。 ③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。 ④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。 もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。