辻希美、モー娘。時代の“無理な減量”を「未だに後悔」 母として子育てに反省活かす
タレントの辻希美が7日、東京・御茶ノ水の順天堂大学で開催された「マイウェルボディ協議会」のメディア発表会に参加。20代女性の5人に1人が「やせ」に該当する日本の現状についてトークを行い、アイドル時代のダイエット事情などを明かした。 【動画】辻希美、モー娘。時代に“無理な減量”したワケ 同協議会は、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の研究開発テーマ「女性のボディイメージと健康改善のための研究開発」における取り組みの1つとして発足。「ひとりひとりが自分らしく、心地よくあり続けられる健康な身体を、自らの意志で選択できる社会をつくる」をパーパスとし、自分らしく心地よくあり続けられる健康な身体=ウェルボディの実現に向け、社会的ムーブメントやボディイメージ教育、健康支援を通じて根本的な価値観転換を進めていく。 発表会では、はじめに元陸上競技選手で順天堂大学スポーツ健康科学部准教授、本協議会の副幹事を務める室伏由佳氏が講演。その後、モテクリエイターの“ゆうこす”こと菅本裕子、モデルで俳優の莉子、辻&杉浦太陽夫婦が加わり、トークを行った。 辻はモーニング娘。在籍時に「身長150センチくらいで、体重が65キロくらいまで増えたことがあった」と言い、「12歳の中学生時代から女の子ばかりの環境で仕事をしていたから…というのもあると思うんですが、周りと比べてしまって『とにかく痩せなきゃ』と。結果、食べないというダイエットをしてしまって、月経不順や肌荒れが起きた。痩せたはいいけど、不健康になった時期があったんです」と振り返った。 続けて「10代は見た目だけで行動してしまいがちで、体の内面、健康面は考えていなかった。未だに後悔がある」と吐露。だからこそ「健康的な体型の大切さは私自身も痛感しましたし、今はそれを活かして子育てをしてきたつもりですが、きょうのイベントを通じて伝えていくときの言葉選びも学びたい」とし、「これから多くの人にもっと広めていけたら」と意気込んだ。 厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」によると、20代女性では5人に1人が「やせ」(BMI値18.5未満)に該当することが分かった。日本の成人女性の「やせ」の割合は先進国の中で最も多く(日本肥満学会誌「肥満研究」24,16-21,2018)、深刻な飢餓が社会問題とされるようなアフリカ諸国と同等の割合であり、この状態は20年以上続いているという。