11イニングぶり失点のドラ5左腕「勉強になりました」レジェンドから学んだ“勝てる投手”の素養
◆イースタン・リーグ 楽天3―1巨人(15日・森林どり泉) 巨人のドラフト5位・又木鉄平投手(25)が15日、1軍昇格への収穫と課題を得た。イースタン・楽天戦(森林どり泉)に先発し、6回で9安打を浴びながら、3併殺を奪うなど2失点で初のクオリティースタート(6回以上自責3以下)。6回に11イニングぶりに失点したが、初球ストライク率は約73%とカウントを優位に進め「テンポのいい投球はできた」と振り返った。 【動画】又木鉄平がブルペンで投球 “勝てる投手”に必要な要素を学んだ。3、4回は無死一塁から内野ゴロで併殺を奪ったが、いずれも次打者に安打を許した。桑田2軍監督は「併殺の後に走者を出すと、野手陣がリズムよく攻撃に入っていけない。勝てる投手になるにはギアの上げ方を勉強しなければ」と指摘。打線が6安打1得点で黒星を喫した左腕は「試合での感性、流れを読む取り組みをやっていこうと話してもらった。勉強になりました」と受け止めた。 とはいえ、2軍の先発ローテを守って防御率2・81と安定した投球が続く。「課題が出て、克服する繰り返しができている。次に6回まで投げる時はゼロを目指したい」。1軍デビューは着実に近づいている。(小島 和之)
報知新聞社