【衆院選】国民民主党が躍進「政策本位で愚直に訴えてきたことが届いた」自民党批判票の受け皿に
国民民主党は、派閥の裏金問題などで逆風が吹いた自民党への批判票の受け皿となって躍進した。 玉木雄一郎代表(51)は27日、都内の開票センターで取材に応じ、12日の選挙戦で31都府県の1万3340キロを奔走したことを振り返って「(スローガン)の『手取りを増やす』が広く受け入れられた。政策本位で愚直に訴えてきたことが有権者に届いた」と分析した。 議席は改選前の7から2倍以上と、大きく増やしたがこれからが正念場。これまでは自民、公明両党の連立政権に加わる可能性を否定してきた。この日は「あくまで政策本位。一致すればどの党とも協力する」とした。 「手取りを増やす」と経済政策を訴えて議席を増やしたという国民が今後どう動くのか。「政治とカネ」問題への期待も込めて1票を投じた多くの有権者が注目している。