ライアン・ゴズリング、『バービー』がアカデミー監督賞&主演女優賞にノミネートされなかったことに抗議「バービーなくしてケンはいない」
現地時間1月23日(火)に第96回アカデミー賞のノミネーションが発表された。今年最も多く候補になったのはクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』。作品賞や監督賞、主演男優賞など13ノミネートを獲得した。次に『哀れなるもの』の11ノミネート、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の10ノミネートと続く。 【写真】まるでリアルバービー⁉ マーゴット・ロビーのファッション遍歴をプレイバック
ゴールデン・グローブ賞では最多ノミネートだった映画『バービー』は8ノミネートに終わった。作品賞と脚本賞、助演男優賞(ライアン・ゴズリング)、助演女優賞(アメリカ・フェレーラ)の候補にはなったが監督賞と主演女優賞にグレタ・ガーウィグ監督やマーゴット・ロビーの名前はなかった。
マスコミやファンから驚きの声が上がるなか、ケン役でノミネートされたライアン・ゴズリングが声明を発表した。「バービーなくしてケンはいない。グレタ・ガーウィグとマーゴット・ロビーなくして映画『バービー』はない。彼女たちの才能、気概、そして天才的な能力がなければこの映画の誰も評価を得られないだろう」とコメントしている。バービーは大ヒットしたけれど、女の子向けのおもちゃの人形を主人公にしていることから他の候補作、例えば『オッペンハイマー』などより一段下、もしくは軽く見る傾向もある。
助演女優賞にノミネートされているアメリカ・フェレーラも雑誌『バラエティ』に対してガーウィグが監督賞にノミネートされなかったことへの失望感を語っている。「グレタはノミネーションに値する監督としてできることはすべてやった」「この世界を創り出し、ほとんどの人にとって本質的に価値を持っていないものを世界的な現象にした。ノミネーションのリストに彼女が入っていないのは残念な気がする」。 授賞式が行われるのは現地時間3月10日(日)。誰がオスカーを手にするのか、楽しみに待ちたい。