「食べられる日が楽しみ!」 4年生が特産の市田柿づくり 高森南小学校【長野県高森町】
長野県高森町高森南小学校の4年生(97人)が1日、町の特産品「市田柿」の加工に挑戦した。手作業で皮をむき、ひもにつるした。オレンジ色が鮮やかな柿すだれが完成すると、「きれい」「おいしそう」と笑顔を見せていた。 同校では毎年、4年生が総合的な学習の時間で市田柿づくりに取り組んでいる。今年は10月30日に学校敷地内に植わる10本余りの柿の木から収穫したが、例年よりも熟すのが早く収穫が遅れた影響で、収量は少なくなったという。 この日は、保護者やボランティアの協力を得ながら、採集コンテナ5箱分の柿の皮をむいた。実を削り過ぎたり、へたを折ってしまったりと苦労する姿があったが、徐々に慣れてスピードアップ。無事にすべての柿をつるし終えると「食べられる日が楽しみ」と声をあげた。 4年生の女子児童(10)は、自宅でも市田柿をつくっており手伝いをすることもあるといい、慣れた手つきで作業をこなしていた。「皮むきもつるすのもうまくできたと思う。市田柿は大好きなので、完成するのが待ち遠しい」と話していた。