高市早苗氏の万博延期論は「アドバルーン」高橋洋一氏が私見「どうせ上げるならもうちょっと」早期収束に苦言
元財務相で経済学者の高橋洋一氏が3日、「ABC「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。自民党の高市早苗経済安全保障担当相が大阪・関西万博を岸田文雄首相に進言したことについて「アドバルーン」と解説した。 高市氏は、1月16日に岸田首相に面会した際に万博の縮小・延期を進言したことが明らかになった。 高橋氏は「高市さんはちょっとアドバルーンを上げたんだと思う。どうせ上げるなら、もうちょっと上げてくれないと、ついていく人だっているんだから、あっという間に終わっちゃったんで、もう収束しているんですよね」と語った。 高市氏はこの日深夜にXに長文を投稿。「万博延期論で物議を醸しておきながら、大臣記者会見で記者さんの質問にお答えしたのみでしたので、経緯を書かせて頂きます。」とつづった。 その中で「万博会場と被災地の両方に対応中のゼネコン、住宅関連事業者、北陸に拠点を置く建設会社など数社から、配電盤を始め資材不足や人手不足で困っておられる事や万博延期を希望する旨のお声を伺い、心配で眠れなくなりました」と告白。1月16日に岸田首相に面会した際に「被災地復旧と来年4月の万博開催の両立には強い不安を抱いている事を話しました」その一方で、「総理の御決定には、従います」と話したという。 また、「1人の記者さんが何故か会話内容の情報を掴んでおられ取材電話が入った」ことから、「1社のスクープになると他社の後追い取材が続き、総理にも政府全体にも与野党の皆様にも大迷惑をかける事になりかねません」と判断して、公表したと明かした。