「大谷翔平はマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズのような男」ロバーツ監督、“日本デー”の大爆発に賛辞、雄たけび27号「絵に描いたような展開」
◇2日(日本時間3日) 大リーグ ドジャース6―5ダイヤモンドバックス(ロサンゼルス) ◆大谷翔平、まさに打った瞬間…ファン総立ち27号逆転2ラン【動画】 「日本文化ナイター」と題された2日の試合。試合前には和太鼓が鳴り響いたスタジアムで、ドジャースの大谷翔平は最高の場面で大きな「花火」を打ち上げた。 1点を追う7回無死一塁。100・5マイル(約162キロ)の真っすぐを見送って1ボールの後だった。内角のスライダーに鋭く腰を回してバットをぶつけた。高く舞い上がった打球に、大谷は歩を進めることなく、数秒立ち止まった。 「入るなと思った。結構高く上がったが、それでもよかった」。本塁打アーチストが許される余韻に少し浸り、右中間席に着弾するのを見つめた。本塁打王争いでリーグトップを独走する27号逆転2ラン。イチロー、松井秀喜に続く節目のメジャー通算500打点に達し、501打点をマークした。 日本のファンが多く詰めかける中で3安打の固め打ち。チームは救援が乱れたため大谷の一発は決勝弾とはならなかったが、9回2死からのサヨナラ逆転劇で幕を閉じた。「日本文化ナイター」での大谷の活躍について聞かれたロバーツ監督は「絵に描いたような展開。何かが起こしてくれると期待されて、それをやってのける。翔平はマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズのような男だからね」と熱く語った。 大谷は試合後、いつものように落ち着いて一言一言、丁寧に言葉をつないだ。「普段から多くの日本人を含めてアジアのファンも来てもらっている。今日は特別な日でなおさら多いなと思ったし、そういう日に打てたこと、何より勝てたことが良かった」。スターは当然のように、満員で埋まった5万2931人を魅了した。
中日スポーツ