安倍晋三元首相の母・洋子さんが死去 蔡総統や頼副総統が哀悼の意/台湾
(台北中央社)安倍晋三元首相の母・洋子さんが4日死去したのを受け、蔡英文(さいえいぶん)総統や頼清徳(らいせいとく)副総統は5日、X(旧ツイッター)で哀悼の意を表した。 蔡総統は「洋子さんは生前、台湾に大変良くしてくださり、2016年に台湾を訪れた際には、私もNHK交響楽団の音楽会でご一緒させていただきました」と思い出を振り返り、「台湾と日本のために尽くしてくださった洋子さんに心から感謝申し上げます」とつづった。 頼副総統は、洋子さんと共に写った写真を投稿。訃報に接し「悲しみに暮れております」とし、冥福を祈った。また「生前、台日関係の促進に寄与された安倍洋子さんには大変感謝しております」と感謝の言葉を送った。 両氏共、日本語で投稿した。 洋子さんは2016年6月に台湾を訪れ、NHK交響楽団の台北公演を鑑賞した際に蔡総統と言葉を交わした他、中華民国国慶日(国家の日、10月10日)を記念して東京で毎年開かれる祝賀レセプションにも2017年から21年まで(20年は中止)、4度にわたり出席していた。 (温貴香/編集:名切千絵)