武装集団が生徒287人を拉致 ナイジェリアで身代金目当て
クリーガ、ナイジェリア、3月8日 (AP) ― 西アフリカのナイジェリアで3月7日朝、武装集団が同国中部カドゥーナ州の公立学校を襲い、少なくとも生徒287人を拉致したと校長が当局に届け出た。 ナイジェリアで1週間足らずの間に起きた、2度目の大量拉致事件だ。 地元民がAP通信に語ったところによると、カドゥーナ州クリーガにある公立の学校で、1日の授業が始まろうとした際、武装グループが学校を包囲、100人以上の生徒が拉致されたという。 しかし校長は州知事に、287人が行方不明になっていると伝えたといわれている。 ナイジェリア北部では、拉致誘拐は珍しくなく、2014年にイスラム教過激派が同国北東部のボルノ州チボク村で、女子生徒200人以上が拉致されてからは、大きな社会的関心事になっている。 特に近年では、拉致は同国北西部と中部に集中しており、武装集団が身の代金目当てに村民や旅行者をターゲットにしている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)