久保建英、不屈の証明 屈辱の敗戦から中2日、90分で日本代表からソシエダへアジャスト
イマノル・アルグアシル監督もはっきりと言う。 そもそも、これからは総力戦である。この日はミケル・オヤルサバルもケガで出場を見送るなど、チームは戦線離脱者が多く、半ば野戦病院と化している。出場している選手も、半数は万全ではない状況だ。 ラ・レアルはいくつもの正念場に立つ。2月14日にはチャンピオンズリーグ・ラウンド16のパリ・サンジェルマン戦、敵地でのファーストレグが控える。キリアン・エムバペを擁するなど強力なライバルだけに、乾坤一擲の勝負になるだろう。そしてリーガでは、18日にマジョルカ戦、23日にはビジャレアル戦と、奇しくも久保の古巣ばかりと戦う。そして同27日には、国王杯決勝進出をかけて本拠地にマジョルカを迎え撃つ。 久保は粉骨砕身で連戦に挑む。
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki