ザルツブルクへのレンタル移籍迫るバイチェティッチ 完全復活を目指すリヴァプールの逸材はペップ・ラインダースの下で武者修行か
最適な場所か
リヴァプールに所属するMFステファン・バイチェティッチ(19)はオーストリアのザルツブルクへの移籍が迫っている。 2022年8月に17歳でトップチームデビューを飾ったバイチェティッチ。リヴァプールの将来を担う逸材として大きな注目を集めたが、昨シーズンは1年を通して怪我での離脱が続き、プレミアリーグの試合は第36節トッテナム戦の25分のみに留まった。 大怪我による辛い1年を過ごした同選手は現在は復帰しているものの、アルネ・スロット新監督の下で復活するのは簡単ではなく、ここ2試合のプレミアリーグではメンバー外が続いている。そんなバイチェティッチだが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ザルツブルクへのレンタル移籍に向けて交渉が最終段階に入っているという。 スペインの複数クラブもバイチェティッチに興味を示していたようだが、リヴァプール専門サイト『Liverpool.com』はザルツブルクは同選手にとって理想の移籍先だと伝えている。その理由は同クラブの監督を務めるのがペップ・ラインダースだからだ。 ペップ・ラインダースはユルゲン・クロップの右腕としてリヴァプールでアシスタントコーチを務めていた経験もあり、バイチェティッチのことをよく知っている。同メディアはペップ・ラインダースの下であれば、出場時間を増やしながら完全復活を目指すことができるだろうと主張しており、この移籍は理にかなっていると綴っている。 ペップ・ラインダースがバイチェティッチの獲得を熱望したことで、レンタル移籍が実現間近となっているようだが、怪我する前のパフォーマンスを取り戻したい19歳にとってはいい武者修行となるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部