中川翔子「“生きててよかった”にたどり着いて」 不登校経験者による動画コンテスト初開催
動画を作ったグループの中心メンバー・ひなたさん(13)は、人間関係のトラブルがあり小学4年生の春から不登校に。小学6年生の夏からフリースクールに通っているといいます。動画について「学校以外にも居場所があるよってことを伝えたかった。みんなで東京に行きたくて(笑)、めっちゃ頑張って撮りました」と13歳らしい本音を明かし、「みんなで頑張って編集・音楽・出演とかで分かれて作った動画なので、本当にうれしい」と笑顔を見せていました。
■中川翔子が“最も憂鬱な夏休み明け”前に伝えたいこと
自身も不登校の経験があり、今回審査委員長を務めた中川さんは「TikTokは何気なく(動画が)入ってきたり、次の動画をスライドしているうちにパッと目に入ってくる言葉が、傷ついている瞬間だからこそものすごく刺さるとか絶対にある。動画を作ってくれた皆さんに感謝です」と総括しました。 このイベントは、“最も憂鬱”と感じる学生が多いといわれる“夏休み明け”を前に、メッセージを届けるために開催されました。中川さんに「今、“学校に行きたくない”と悩んでいる学生にどんな声をかけたい?」と聞くと、「夏休みは10代のときはすごく長く感じるけれど、終わってしまう恐怖も大人の何倍もある。(当時)私も毎日ネットに助けられて、朝が来る度に“あぁ、嫌だな。また今日が来てしまった”と、目覚めると消えたいという気持ちに襲われる。どうしようもないものだったりする」と、自身の経験を告白。 そして、「よくコンサートだったり、悩んでいる若者の皆さんにお会いするときに、“死ぬんじゃねーぞ”という言葉をかけることが多い。生きていれば見つかるものがある、なんとかなる。つらい夜明けを乗り越えた先の“生きててよかった”にたどり着いてほしい。そう思って“死ぬんじゃねーぞ”と伝えたいなと思います」と語りました。