「ビビンバ丼の具 ヤンニョムチキン」自分たちで考えたメニューで残ってしまう給食を減らしたい…
福岡県直方市の中学校で、生徒たち自らが考えた給食のメニューが提供されました。残ってしまう給食をなんとかしたい、そんな思いから立ち上がった生徒たち。果たしてその評判は。 【写真で見る】生徒たち自らが考えた給食のメニューが提供 残食を減らす
「残食率ゼロを目指していただきます」
福岡県直方市の市立植木中学校。午前中の授業が終わり、楽しみにしていた給食の時間になりました。 生徒 「きょうの献立はビビンバ丼の具、ヤンニョムチキン、五目スープ、ごはん、牛乳です。残食率ゼロを目指していただきます」
きっかけは「選択制給食」→「全員給食」
色とりどりのこのメニュー、全て生徒が考案したものです。直方市の中学校は長年、給食か、持参した弁当などを選ぶ「選択制給食」でしたが、おととし8月から「全員給食」に切り替わりました。ところが、好き嫌いやアレルギーなどの理由から残食が増えてしまいました。
栄養士のアドバイスを受けメニューを考案
そこで、立ち上がったのが、生徒会のメンバーです。 6つのチームに分かれ栄養士のアドバイスを受けながら、それぞれが独自のメニューを考案。直方市教育委員会の審査で選ばれたメニューがこの日の給食です。
オリジナルメニューの評判は
生徒は 「バランスを考えるのが難しいのにしっかりしていてすごいなと思いました」 「感謝の気持ちが伝わってきます、とっても。この取り組みが続けば残食率も減ると思います」 メニューを考えた生徒 植嶋蓮さん 「みんなも『おいしいおいしい』と言ってくれて本当にうれしかったです」
学校は「食品ロスへの意識持ってもらいたい」
この日の給食は、完食でした。学校は、今後もこのような取り組みを通して、残食を減らすとともに生徒に食品ロスへの意識を持ってもらいたいと話しています。