“気合の戦士、矢野謙次”コーチが巨人に復帰 「伴走者として」選手に寄り添う姿勢を大切に
プロ野球・巨人の打撃コーチに就任した矢野謙次コーチ。2015年に巨人から日本ハムに移籍してから実に8年ぶりの復帰となりました。 【画像】巨人1軍のコーチングスタッフ一覧 現在、宮崎で行われている秋季キャンプで早速指導を行っている矢野コーチ。日本テレビの取材に対し、「また巨人のユニホームを着て、またグラウンドで野球ができるのがうれしくて楽しくて、という日々です」と笑顔で答えました。 日本ハムで2020年から22年にコーチとして経験を積んだ矢野コーチ。“選手とのコミュニケーション”が一番大事だと語りました。 「生活からコミュニケーションを取って、選手に安心感を与えることが野球の話になったときに吸収されていく吸収率につながるのかなと思いました。上からガンガン言うんじゃなくて、選手と向き合って話を聞いて、じゃあどうしようか？って。寄り添うというかそういうものの大事さを感じました」 練習では選手と一緒にアップに参加したり、スマホで打撃フォームを撮影して、それを見ながら話し合ったり、気兼ねなく選手とコミュニケーションを取っているのが、多く見られます。
「彼らと育ってきた時代が違うので、僕らの厳しいと彼らの厳しいは違う。そこをちゃんと理解しながらやっていきたいと思っています」と選手の世代とは価値観が違うことを強調。「勝負が厳しいんであって、言い方が厳しいとかそういうのじゃないと思う。アウトセーフとか、ヒットになるならないとか、そこが厳しい。そこまでの伝え方を、今の子にあった形でやっていきたいと思います」と続けました。 「選手に（感覚を）つかんでもらうために、そこまで一緒に行く“伴走者”みたいなイメージで。実際に一歩手を出してつかむのは選手なので。そこまで行きやすい環境を地ならしするのが僕の仕事かなと思ってやっています」
