１回、二塁上のイチローさん（左）と話す佐々木秋羽

　日米通算4367安打の金字塔を打ち立てたイチローさん（50）＝米マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター＝が結成した野球チーム「KOBE CHIBEN」が23日、東京ドームで高校野球女子選抜と対戦し、17―3で勝利。岩手・花巻東高時代に通算140本塁打を放ち、米スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手（19）の妹・佐々木秋羽（花巻東高3年）が、女子選抜の「7番・二塁」で出場した。 　先発のイチローさんの前に、2打席で1四球1三振と安打は打てなかったが「すごく豪華なメンバーと野球ができるのは、人生で一回きりだと思う。本当に感謝したい」と笑顔で振り返った。

３回、松井秀喜さん（左）と話す佐々木秋羽

　兄の麟太郎から「持ち味の足を絡めたプレーをしたら」と助言をもらい、試合に臨んだ。3回2死二塁ではセーフティーバントを狙うも、足を痛めていた三塁手の松井秀喜さん（50）＝米ヤンキースGM付特別アドバイザー＝から「やめてくれ」とジェスチャーがあり、ヒッティングに切り替える一幕もあった。 　佐々木は「松井さんとか一流の選手は、スイングがきれいで技術も衰えてなかった。これからも野球を続ける予定なので、この試合で得た経験をチームメートにも伝えて、女子野球が発展できるように貢献したい」と目を輝かせた。