『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』未知の古豪、烏野高校バレーボール部の個性豊かなチームメンバーを紹介!
2012年2月より「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始した、バレーボールに懸ける高校生たちの熱い青春ドラマを描くスポーツ漫画の金字塔「ハイキュー!!」。同作の劇場版第1部として、原作のなかでも最も人気のあるエピソードの1つ「烏野高校VS音駒高校」を描く『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2月16日公開)より烏野高校男子バレーボール部のメンバーを紹介していく。 【画像を見る】「小さな巨人」に憧れ烏野高校バレー部に入部した日向翔陽 2020年7月に8年半にわたる連載が完結し、コミック全45巻の累計発行部数は6000万部を突破した「ハイキュー!!」。2014年からはテレビアニメ放送も開始され、2022年12月までにシリーズ第4期「ハイキュー!! TO THE TOP」までが制作されているほか、2022年8月13日に劇場版FINALシリーズの製作が発表されてからもその人気はさらに過熱し、現在もムーブメントを起こし続けている。 今回紹介するのは、因縁のライバル、音駒高校との対決を控えた烏野高校のチームメンバーのキャラクターたち。烏野高校男子バレーボール部はかつて、名匠と呼ばれた烏養一繋元監督が率いていた時代に全国大会へも出場をしたことのある強豪校だった。しかし烏養元監督の引退後は少しずつその勢いを落とし、現在では「落ちた強豪・飛べないカラス」と揶揄される存在に。そんな烏野高校に主人公の日向翔陽(声:村瀬歩)や影山飛雄(声:石川界人)ら新しい1年生が入部してきたことから物語は始まる。現在の烏野高校男子バレーボール部の部員は3年生3人、2年生5人、1年生4人の計12人と、マネージャーが2人で構成されている。1年生の入部と時を同じくして、バレーボール未経験ながら熱意と行動力に溢れる教師、武田一鉄(声:神谷浩史)が監督を務め、コーチには烏養元監督の孫、繋心(声:江川央生)が就任。常に新しい攻撃を追い求め進化を続ける烏野高校は、セッター以外の全員で攻撃に入る同時多発位置差攻撃(シンクロ攻撃)などを中心に、型にはまらない戦術で音駒高校との対決に挑む。 そんな烏野高校のキャプテンを務めるのは、3年生の澤村大地(声:日野聡)。ポジションはウイングスパイカーでありながら、守備専門のリベロ、西谷夕(声:岡本信彦)に次ぐほどのレシーブの実力を誇る。これまで試合をした他チームの選手から「澤村がいなければ烏野の守備はもっと穴だらけ」と評されるほど、チームを攻守の面で大きく支えている大黒柱だ。礼儀正しく正義感溢あふれる性格で、個性豊かなメンバーたちを見事にまとめ上げる。また音駒高校のキャプテン黒尾鉄朗(声:中村悠一)とは、初対面の時から互いに「食えないタイプの奴」という印象を抱き合っている。同じく3年生で、烏野高校のエース、東峰旭(声:細谷佳正)は1年生の月島蛍(声:内山昂輝)に次いでチームで2番目の長身。その大きな体から放つ強烈なサーブでチームの得点力となっている。他校の選手からヤンキーと恐れられたり、留年している等噂されたりするワイルドな見た目に反して性格は非常に優しく控えめ。3年生の澤村や菅原孝支(声:入野自由)からはその弱気ぶりをよく怒られているが、決めるべきところはきちんと決める頼りになる存在だ。 次期エース候補で、“烏野の特攻隊長“と呼ばれる2年生の田中龍之介(声:林勇)。丸刈りの坊主頭が印象的な彼は、強面の見た目をしているが面倒見の良い性格の持ち主で、日向と影山のことを入部当初から非常に気にかけていた。烏養コーチからは「メンタルMVPはいつも田中」と思われているチームの精神的支柱で、抜群の攻撃力と正確なコントロールを兼ね備えたストレートに加え、インナースパイクも習得しチームの得点を支える。同じく2年生からはもう一人、西谷がリベロとして試合に出場する。リベロとは攻撃の出来ない守備専門のポジションで、主に月島や日向が後衛のターンとなった時、彼らと入れ替わって試合に出場する。中学時代は中学校総合体育大会でベストリベロ賞を獲得した実力派であり、影山の入部前までは部内唯一の天才と呼べる選手だった。圧倒的な実力でチームの背中を守る”烏野の守護神”で、ピンチの局面ではチームを精神的にも鼓舞する、烏養コーチも感嘆を漏らすほどの「本当に優秀なリベロ」。音駒高校のリベロを務める夜久衛輔(声:立花慎之介)のプレーに刺激を受けている。 主人公、日向は、かつてテレビで見た全国大会に出場した烏野高校の「小さな巨人」と呼ばれる選手の活躍に魅了され烏野高校に入学。憧れの選手と同じ背番号10を背負い出場する春高バレーでは、出場校のミドルブロッカーのなかで“最小“として注目を浴びている。人並み外れた身体能力を武器に、1、2回戦の勝利に貢献。影山とのコンビネーション技“変人速攻“を中心に点数を稼ぐほか、他のスパイカーがスパイクを打ちやすくするために“最強の囮”となることも。 そんな日向の相棒的存在である影山は、圧倒的なセンスと技術を持ちながら、驕ることなくたゆまぬ努力を続ける向上心も持つセッター。中学時代はチーム内で上手く連携を取ることができずに「コート上の王様」と呼ばれ孤立した過去を持つが、烏野高校では日向らチームのメンバーと出会い、各選手の能力を引き出すことの重要性を知る。セッターながら強烈なジャンプサーブやスパイクも繰り出すことが出来る実力を持ち、得点も多く稼ぐ。 チーム1の高身長を誇るミドルブロッカーである月島は黒縁メガネが特徴。代表決定戦の条善寺戦以降、試合時には兄にプレゼントされたスポーツグラスを着用している。捻くれた性格で、入学当初は日向や影山と対比するとバレーボールに対してもあまり情熱的な描写はなかった。「合格点をとっていても100点を目指さない」と評され、一時は今後のレギュラー続投が烏養コーチのなかで危ぶまれるも、黒尾や梟谷学園高校の木兎光太郎(声:木村良平)との出会いを通して少しずつその意識が変化していく。 さらに出ることを絶対に諦めず、それぞれのプライドをかけ技術を磨く控えメンバーも。3年生の菅原は、澤村からの信頼も厚い副キャプテン。圧倒的実力で予測不可能な攻撃を仕掛ける影山とは対照的な、正確で堅実なプレースタイルを持つ。そのため影山に代わり出場すると、プレースタイルのギャップで相手チームを翻弄することができるほか、狙い通りの場所へサーブを打ち込み、戦術的に相手の動きを封じることができる。シンクロ攻撃の際にはスパイクを打つことも。さらに日向と影山には試合中に使用するサインを考案して提案するなど、プレー外での貢献度も高い。 2年生の縁下力(声:増田俊樹)、成田一仁(声:西山宏太朗)、木下久志(声:相楽信頼)の3人は、以前烏養元監督が一時的に復帰した際、練習についていくことができずに一度部活動から離れた経験を持つ。しかし、バレーへの思いを捨てきることが出来ず、再び合流。特に縁下は田中の姉、冴子から「2年のドン」と評されるほど優れた人間性やリーダーシップを持ち、試合中の澤村にアクシデントが起こった時には代わりに試合に出場して無事勝利をおさめる活躍を見せ、2年生間でも次期キャプテン候補として真っ先に名前が挙がる。 1年生唯一の控え選手である山口忠(声:斉藤壮馬)。”ジャンプフローターサーブ”を見事に習得し、ピンチサーバーとしてたびたび試合に出場。試合の流れを大きく変える活躍を多くの試合で見せてチームに欠かせない存在に。月島とは小学校時代からの幼馴染で、彼のことを”ツッキー”と呼ぶ。物語序盤では月島の影に隠れているような印象があったが、プライドが芽生え徐々に成長を続ける。アニメシリーズ第2期8話で月島に対して放った一言は、彼の意識を大きく変えるきっかけの一つに。 またあわせて劇中の場面写真も新たに解禁された。スパイクを打つため高く飛び上がった瞬間の日向を真上から捉えたカットや、月島と山口が高くハイタッチする横で驚愕とも賞賛とも取れる表情を浮かべる東峰と田中を切り取った、ある得点シーンでのカット、そしてネットを挟み気合十分の様子の烏野チームの背後に烏が羽ばたく、まさしく“ゴミ捨て場の決戦”の開幕にふさわしいカットの計3点が公開。 因縁のライバル同士による“もう1回が無い試合“。烏野高校と音駒高校の現メンバーが本気でぶつかり合う『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の公開が待ち遠しい! 文/サンクレイオ翼