中国四国各県の知事らが一堂に会し、共通の課題について意見を交わす「中四国サミット」が、10月15日、徳島市で開かれました。 徳島県を訪れた各県の知事はサミットに先立ち、神山町の神山まるごと高専を視察しました。 神山まるごと高専は、起業家の育成を目指す私立の高等専門学校で、知事らは学生とランチミーティングをしたあと、施設や授業などを見学しました。 （村岡嗣政山口県知事） 「お互いに話している、こういう形は良い」 知事らは、学生が自由に意見を出し合いながら自分たちで考え答えを出す校風に感銘を受けた様子でした。 このあと、一行は徳島市のホテルでサミットに臨み、地域の課題について意見を交わしました。 会議では、能登半島地震の教訓を踏まえた防災・減災や、新幹線整備促進を含む高速交通ネットワークの整備などについて話し合われました。 また、東京一極集中の是正や、長期化する物価高への対策などについても議論されました。 その上で、これらの課題について共同アピールをまとめ、国に提言していくことで一致しました。