大雪警戒、国道359号通行止め 石川県境9.9㌔ 県内スリップ37件
●北陸道も通行止めの見込み 北陸地方で大雪となる可能性を受け、富山、石川両県は国道359号の県境区間である小矢部市五郎丸―金沢市宮野町間(約9・9キロ)を9日午後5時に通行止めにした。富山県警によると、県内では9日午後4時までの24時間でスリップ事故37件が起き、2人が軽傷を負った。 富山市内の幹線道路は朝の通勤ラッシュと重なり一時渋滞した。富山空港発着便は、羽田発1便が欠航した。10日は羽田行き1便が欠航する。 南砺市の相倉合掌造り集落では、今冬初めて雪下ろしが行われ、集落の保存財団職員ら3人が茅葺(かやぶ)き屋根の合掌家屋2棟に降り積もった雪を落とした。 中日本高速道路は10日午前2時から、北陸自動車道米原ジャンクション(JCT)―敦賀インターチェンジ(IC)で予防的通行止めを実施する見込み。外出を控え、高速道路を利用する場合は冬用タイヤを装着し、降雪地域を避けた広域迂回をするよう求めた。JR西日本は城端線、高山線で始発から終日、列車に遅れや運転を見合わせる場合があるとした。あいの風とやま鉄道も遅れや運転取りやめが発生する場合があると発表した。