卓球・早田ひな選手「能登に笑顔を」 29日、穴水で小中学生に講習
●石川ユナイテッド、県の復興支援企画 金沢ポート選手と訪問 パリ五輪の女子卓球メダリスト、早田ひな(24)=日本生命レッドエルフ=が29日、穴水中を訪れ、能登の小中学生に講習会を開く。卓球・Tリーグの金沢ポートなど石川県内のトップスポーツ8チームで構成する一般社団法人「石川ユナイテッド」と県が、能登復興支援を目的に開催する。早田は「能登の皆さんに少しでも元気に、笑顔になってもらえるように」とコメントを寄せた。 早田はパリ五輪で団体「銀」、シングルス「銅」を獲得し、全日本選手権ではシングルス2連覇を果たした。石川には中学1年の時に全国大会で訪れており、能登半島地震の被災地に向けて「家族が集まる楽しい時間だったと思うと胸が痛くなった。何か力になれることがあればとずっと考えていた」とコメントした。 29日は、女子日本代表監督としてロンドン五輪団体「銀」、リオデジャネイロ五輪団体「銅」に導いた村上恭和さん(日本生命レッドエルフ総監督)もゲストとして訪れる。金沢ポートからは五十嵐史弥(遊学館高OB)、西東輝監督が参加する。 講習の対象は、輪島、珠洲、七尾、能登、穴水、志賀の6市町で卓球をしている約100人で、募集はすでに終了している。 石川ユナイテッドと県が締結した包括連携協定に基づく事業となり、各スポーツチームは被災地に出向いて住民向けの教室や交流会を開催している。