“3戦14発”の日本代表を苦しめたオーストラリア代表の守備を現地メディアは称賛 「日本をイライラさせ、試合を通して彼らに明確なチャンスを与えなかった」
アウェイで貴重な勝ち点1
AFCアジア最終予選第4戦で日本代表と対戦したオーストラリア代表。1-1のドローで終わったこの試合は90分を通して日本にボールを持たれる展開になったが、[5-4-1]のコンパクトな守備ブロックは日本を苦しめた。 [動画]途中出場の中村敬斗が得意のドリブル突破から同点弾をもたらす 日本は最終予選3試合で14ゴールという圧巻の破壊力を見せていた中で迎えた試合だったが、ここ3戦のように攻め切ることができなかった。先制し、その後追いつかれることになったオーストラリアだが、アウェイでの勝ち点1は決して悪くはない。 豪『The Roar』も強力な個を持つ日本の攻撃陣相手に見せたオーストラリアの守備陣を称賛しており、同メディアは「オーストラリア代表はボールを持っていない状態で5-4-1の布陣を敷き、日本をイライラさせ、試合を通して彼らに明確なチャンスを与えなかった」と綴っている。 一方で同メディアは「敵陣でまったく歯が立たなかった(稀に敵陣に侵入できたとしても)」と、オーストラリアの攻撃面での課題を指摘。ボールを持たれる時間帯が長かったのも関係しているが、シュート1本に終わったことに触れ、11月に行われるサウジアラビアとの試合での改善に期待する言葉も残している。 日本はここまで4試合を終えて、3勝1分で首位をキープ。一方のオーストラリアは最終予選最初の2試合を1分1敗と苦しいスタートを切っていたが、10月の2試合は1勝1分。勝ち点を5にまで積み上げ、得失点差の関係で2位に浮上した。しかし、サウジアラビアとバーレーンも同じく勝ち点5となっており、グループCは日本を除いて混戦模様となっている。
構成/ザ・ワールド編集部