仕事と親子を巡るささやかな演劇、野村眞人構成・演出「吉日再会」
「野村眞人 上演作品『吉日再会』」が5月26日に大阪・大阪市立芸術創造館 大練習室にて上演される。 【画像】野村眞人 上演作品「吉日再会」チラシ裏(他1件) これは、レトロニムの野村眞人が構成・演出を手がける作品。本作には“精神科訪問看護師の父と、俳優の息子 仕事と親子をめぐる、ささやかな演劇”とコピーが記された。 上演に向け野村は「舞台上で行われることは、訪問看護師は俳優を相手に仕事を再現して見せ、そして息子は父を相手に自らの仕事を演じて見せること、ただそれだけです。『吉日再会』という、父親が息子に宛てるメールの最後にいつも添えている言葉をタイトルに借りたこのささやかな演劇を、劇場で見てもらえると嬉しいです」とコメントした。出演者には瀬戸沙門、瀬戸敏由紀が名を連ねている。 ■ 野村眞人 ステートメント 精神科訪問看護師の、利用者の私宅という各個別の場所で行う対話を中心とする仕事を手がかりに、あなたとわたしという目の前の誰かとの関係の端緒について見つめ、そして親と子という最初の関係性についての現実的な上演を試みるものです。 出演するのは、精神科訪問看護師として長年にわたり働いてきた男性と、俳優の2名です。二人は父親と息子でもあります。 2020年に出会ったこの親子と時間をともにするうちに、わたし自身の家族や精神医療などへの関心が重なり、過ごした時間をそのまま上演作品として発表したいと思うようになりました。そして、大切な演劇となりました。 舞台上で行われることは、訪問看護師は俳優を相手に仕事を再現して見せ、そして息子は父を相手に自らの仕事を演じて見せること、ただそれだけです。 「吉日再会」という、父親が息子に宛てるメールの最後にいつも添えている言葉をタイトルに借りたこのささやかな演劇を、劇場で見てもらえると嬉しいです。 ■ 野村眞人 上演作品「吉日再会」 2024年5月26日(日) 大阪府 大阪市立芸術創造館 大練習室 □ スタッフ 構成・演出:野村眞人 □ 出演 瀬戸沙門 / 瀬戸敏由紀