「受賞励みに書き続ける」 高畠・ひろすけ童話賞、丸山さんに贈呈
第34回ひろすけ童話賞の贈呈式が5日、高畠町の浜田広介記念館で行われ、「いつもとちがう水よう日」で受賞した東京都の絵本作家丸山陽子さん(53)に賞状とレリーフが贈られた。 受賞作は小学1年生の女の子が主人公。ある水曜日、同じクラスの男の子の家に遊びに行き、仲良くなったところにお母さんが帰ってきて、「あること」で理不尽に叱られてしまう―という流れで物語は進む。丸山さんは2012年「もりのおるすばん」でデビューし、「リトルサンタ」「しあわせなクレヨン」などの作品がある。 贈呈式では、高梨忠博町長のあいさつに続き、山本省三選考委員長が「書かれていない部分を想像したくなり、じっくりと時間をかけて読みたくなる」と講評した。丸山さんは「受賞を励みに、多くの人々の心に届く作品を書き続けたい」と語った。 同賞は町出身の童話作家浜田広介をたたえ、優れた児童文学作品を顕彰している。今回は全国から89点の応募があった。