トラブル相次ぐ『マイナ保険証』もう1つの大きな問題は「管理の難しさ」介護老人保健施設では対応に苦慮「いろいろ不安なところが…」
具体的には「名前が読み込まれず、パソコン画面に『●』で表示」されたり、「本人ではなく、家族の名前が表示される」など、他人の情報が登録されていたケースがあったということです。その結果、保険証の確認が取れずに一旦、患者に医療費の10割負担を求めたケースが13件ありました。 県保険医協会 津川信彦 会長 「受付段階で色々トラブルを起こして家に帰ったり、色々なことが起きて医療が受けられない状態とか本来であれば3割で良かったものが10割りとかになったりとか新しいシステムを入れたんだったら責任を持ってちゃんと直していただかないと医療がしたいという根本が出来なくなっている」 県保健医協会は、今の保険証は12月2日以降も最長1年間は使えるとして、マイナ保険証のトラブルが起きた時の予備として持参するよう呼び掛けています。 ■管理が難しい「マイナ保険証」 トラブルが相次ぐ「マイナ保険証」。もう1つ大きな問題となるのが「管理の難しさ」です。県内の介護老人保健施設では、多くの個人情報が集積されるマイナンバーカードの管理は『難しい』と明かし、対応に苦慮しています。 南部町の介護老人保健施設「孔明荘」。施設側で入所者から預かり、厳重に管理しているのが「健康保険証」と「介護保険証」です。入所者が病院などへ行くさいには、保管しているこれらを取り出して使うことになっています。 ただ、12月2日に一本化される「マイナ保険証」については、現時点では施設側で預かることは難しいとしています。 孔明荘 相談室 浅理幸江 課長 「マイナ保険証に移行するのに、まだ少し時間があるので、具体的な管理方法は施設としてはまだ考えておりませんけれど、いろいろ不安なところがありまして、ひとつひとつクリアしていかないとお預かりすることが難しいのが正直」 ■施設側が苦慮する『暗証番号』の管理 マイナ保険証で本人確認をする時は、顔認証もしくは4桁の暗証番号を使うことになります。施設側で現在、苦慮しているのが…。 今野七海 記者 「マイナ保険証の『暗証番号』。この管理に施設は頭を悩ませています」
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