フューリーが再び引退表明 ボクシング元ヘビー級王者
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【1月14日 AFP】ボクシング、元世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(英国、36)が13日、現役引退を表明した。 先月に3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)との再戦に連敗していた。 ソーシャルメディアへの投稿で、「本当に楽しかった。すべての瞬間を愛していた」とつづった。 しかし、フューリーは2022年4月のディリアン・ホワイト(英国)戦後にも現役を退き、その年のうちに復帰するなど、これまで引退撤回を繰り返している。 今回の引退は、元王者アンソニー・ジョシュアとの待望の英国勢対決が実現しないことを意味するとみられる。ジョシュアは11日、フューリーとの試合が「今年中に実現するはずだ」と話していた。 フューリーは15年11月、WBA、IBF、WBOの同級タイトルマッチでウラディミール・クリチコ(ウクライナ)に番狂わせを演じ、初めて世界王者に輝いた。 その後はメンタルヘルスの問題で2年半以上リングを離れたが、18年に復帰。20年にデオンテイ・ワイルダー(米国)を下してWBCのベルトを獲得し、2度目の世界王座に就いた。 通算戦績は34勝2敗1分け。(c)AFPBB News