【熊本マスターズ2024】ファンの声援を力に変えた志田&松山、山口茜らがベスト4進出!
11月15日に開催されたBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。世界のトッププレーヤーが多数出場する中、地元で負けられない日本勢も最後までねばり強い戦いを見せている。 女子ダブルスは志田千陽/松山奈未、福島由紀/松本麻佑の2ペアが準々決勝に進出。熊本に集まったファンの前で勝利をつかみたい志田/松山は、韓国ペアに2-0で勝利。相手の攻撃を抑えながら自分たちのペースをつかみ、13本、15本で退けベスト4進出を決めた。福島/松本は、1回戦で中西貴映/岩永鈴を下した韓国の若手ペアとの勝負。ファイナルゲームにもつれた接戦は、16-15の競り合いから先に抜け出した福島/松本が、21-17で押し切り準決勝の切符をつかんだ。
女子シングルスは、山口茜と大堀彩が激突。この大会が国内最後の大会と話している大堀は、第1ゲームを18本で先制。この勢いで勝利をつかみたかったが、第2ゲームは山口が21-15で取り返す。ファイナルゲームは、第1ゲームからアグレッシブに攻めていた大堀が、スピードダウン。序盤の連続得点で先行した山口がそのまま点差を広げ、21-13で勝利。ベスト4進出を決めた。
男子ダブルスは、保木卓朗/小林優吾が韓国ペアに2-0で勝利。第1ゲームを先制した後の第2ゲームは、終盤18-19から大競り合い。互いに1点を順に奪い合ったシーソーゲームは、保木/小林が27オールから意地の2連取。声援を力に変えた保木/小林がベスト4進出を決めた。男子シングルスの奈良岡功大は、マレーシア選手にファイナルゲームに末に敗退。混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏も、マレーシアペアにストレート負けを喫して上位進出はならなかった。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO