1軍では“絶体絶命”か…今季も結果を残せていない選手(6)“新人王”はスタメン激減
2024年シーズンのプロ野球は、開幕から1ヶ月あまりが経過した。新戦力の活躍も際立つ一方で、もう後がないという状況の中、ここ数年の不振から抜け出せていないかつての主力選手も存在する。今回は、一軍戦力として絶体絶命の立場となっているプレーヤーを取り上げたい。
田中和基
投打:右投両打 身長/体重:181cm/75kg 生年月日:1994年8月8日 経歴:西南学院高 - 立教大 ドラフト:2016年ドラフト3位 新人王を獲得して以降、打撃で苦しんでいる田中和基。今季も打撃向上の糸口は掴めていない。 田中和は立教大に進学後、3年秋には打率.353をマーク。走攻守すべてで高いスキルを発揮し、ドラフト3位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団を果たした。 ルーキーイヤーは、5月のロッテ戦で延長12回の死闘に決着をつけるプロ初アーチを記録。しかし、その後はプロの壁に苦しみ、同年は51試合の出場で打率.111に終わった。 それでも翌2018年には中堅のレギュラーを獲得。同年は105試合に出場し、打率.265、18本塁打、45打点、21盗塁をマーク。身体能力を活かしたプレーが随所に見られ、同年の新人王に輝いた。 しかし、その後は打撃不振に陥り、スタメン出場の機会が激減。昨季は守備固めや代走として一軍に帯同したが、同年は95試合の出場で打率.088に沈んだ。 今季も守備固めでの起用が多く、打撃では結果を残せていない。新人王を獲得したシーズンがキャリアハイの田中和にとっては、そろそろバットでもアピールしたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部