ベニズワイ漁本格化 魚津港
富山湾で9月に解禁されたベニズワイガニ漁が、魚津市で本格化している。これまで1カ月間の漁獲量は例年より少ない状態が続いているとみられるが、魚津漁協所属の全3隻が出漁するようになり、1日には2・3トンが水揚げされた。 魚津市は世界的に普及しているカニかごなわ漁の発祥地として知られ、毎シーズン、県内で最も多い200トン程度の水揚げがある。ただ、元日の能登半島地震でカニかごが流され、海底の地形も変化するなど影響を受けている。 魚津漁協は「これからカニの需要が高くなる時期を迎え、漁獲量の回復を期待したい」としている。