「まずは避難して命を守ることが重要」高知大学・岡村眞客員教授が警察官120人相手に防災講演
高知さんさんテレビ
南海トラフ地震に備えて高知市で警察官が専門家から防災のポイントを学びました。 真剣なまなざしでおよそ120人の警察官が耳を傾けています。高知警察署が主催したこの講演会は、災害時に警察官がまず自らの身を守り、迅速に地域の復旧活動に当たれるように開かれたものです。 講師には高知大学・防災推進センターで南海地震の歴史などを研究している岡村眞客員教授が招かれました。 高知大学・防災推進センター・岡村眞客員教授: 「地震の揺れは長ければ長いほど高い津波が来るんだと、自分の命を守る、もう近々(地震が)来るんですが、自分の命を守る非常に重要なシグナルだと」 岡村客員教授は南海トラフ付近で巨大地震が100年おきに起こり、近年も発生する確率が高まっていることを説明。地震発生時には備蓄品を持ち出すことよりもまずは避難して命を守ることが重要だと訴えていました。 高知大学・防災推進センター・岡村眞客員教授: 「日本で水と食料がなくなって死んだ人っていないんですよ。神戸の震災どうですか。6434人の方があの13秒間の揺れで5000人が亡くなるんけど。あそこに水と食料があったら助かったんですか?なんの関係もない」 高知署は防災知識の習得に向けた取り組みを今後も行いたいとしています。
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