勝負の1年を迎える「2019阪神ドラフト高卒組」 西純、井上、及川ら5人の“サバイバル”キャンプが始まる!
いよいよ2月からのキャンプに向けて、各チームがキャンプインし始めた。日本一連覇を目指す阪神も28日に現地入り。29日からは合同自主トレを行い、2月から本格スタートとなる。 【一覧】2019年の阪神ドラフト指名選手 阪神は1軍に計40人が招集された。熾烈な開幕1軍争いが繰り広げられることになるが、この1年で結果を出したい世代が、プロ5年目を迎える2019年ドラフト指名組、特に高卒選手だろう。 2019年の阪神の指名は、育成を含め8人中5人が高卒。しかも1位から5位を高卒組が独占したことで、当時平均年齢19.3歳の若手主体のドラフトだった。今シーズン5年目にあたる彼らは、この1年で結果を出さねば、いよいよ今シーズンからは大卒の同級生が入団してくる。即戦力として期待される大卒組が、率先して1軍に起用する動きがあっても、おかしくない。 そんな2019年ドラフト高卒組5人のうち4人が1軍スタートをはたした。 ドラ1・西 純矢投手(創志学園出身)は、1軍でも通算33試合に登板し、12勝を積み重ねた。まだブレークとは言いにくいが、徐々にアピールしている。キャリアハイとなる登板を達成して、さらなるステップアップにつなげたい。 ドラフト当時、次世代の大砲として期待がかかったドラ2・井上 広大外野手(履正社出身)も、1軍には通算21試合出場を果たしている。だが、まだホームランはない。1軍経験はあるものの、もう少し実績を積んで、1軍の戦力になりたいところだ。 ドラ3・及川 雅貴投手(横浜高出身)もリリーフとして、1軍のマウンドに上がっている。ただ2021年から3年連続で登板しているものの、73試合で17ホールドという結果。勝利の方程式となるためにも、2024年より結果を残したいところだろう。 そしてドラ5・藤田 健斗捕手(中京出身)も1軍キャンプだ。これまで1軍出場の実績がないが、今回のキャンプは1軍でスタートする。このチャンスを逃すわけにはいかない。 ドラ4・遠藤 成内野手(東海大相模出身)は2軍スタートになってしまったが、2021年のファーム日本選手権ではMVPを受賞するなど、腕を磨いている。虎視眈々と1軍昇格を狙って、2軍キャンプでレベルアップをしてほしい。 勝負の1年となる2019年高卒ドラフト組5人、キャンプではどういった活躍を見せるのか。