四季報春号で見えてくる「空運」以外の「期待業種」とは?
新年度は電力会社が属する電気・ガスの業績が改善しそうだが、ほかに狙い目は?(写真:hallucion7/ PIXTA)
今回のコラムでは『会社四季報』春号の有望業種やテーマについてお伝えしていきたい。 春号で少しややこしいのは、上場会社の約70%を占める3月期決算の企業が3月から4月にかけて新しい事業年度に移ってしまうことだ。つまり、四季報春号の全体業績予想が指すところの「来期」は、実際このコラムが掲載される4月13日では、大半の企業が「今期」になっていることだ。 そこで、今回のコラムでは、四季報に従って今期は「2022年3月期」(2021年度)、来期は「2023年3月期」(2022年度)が主体であることとする。ただ、業績予想で今後重要なのはすでに終わってしまった「今期」ではなく、始まったばかりの「来期」であるため、「来期」(新年度)の業績を中心にお伝えしたい。
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渡部 清二