「私にテン・ハーグほどのサポートや信頼があれば…」モウリーニョ、古巣マン・Uに“皮肉”
ジョゼ・モウリーニョ氏は、古巣マンチェスター・ユナイテッドに“皮肉”を述べた。 2016年夏にマンチェスター・Uの指揮官に就任したモウリーニョ氏。すると初年度でリーグカップとヨーロッパリーグ制覇を達成するなど、クラブの復権への期待も大きく高まっていた。しかし以降はタイトルに恵まれず、また一部主力選手や元CEOエド・ウッドワード氏との確執が囁かれ始め、2018年12月に解任されている。 そんなモウリーニョ氏だが、イギリス『テレグラフ』のインタビューでマンチェスター・U時代を回想。その中で、現在チームを率いるエリック・テン・ハーグ監督ほどのサポートを受けられなかったと主張した。 「エド・ウッドワードとの関係性は良かったよ。個人的な考えではね。しかし、プロフェッショナルな面で言えば最高のものではなかった。私はフットボールの男であり、エドには異なるバックグラウンドがあった。そして、テン・ハーグのマンチェスター・ユナイテッドにあるものが私にはなかったんだ。私にはこれほどのサポートがなかったし、これほどの信頼をもなかった」 「私はプロセスの始まりにいたと感じていたので、悲しさとともに去った。いくつかのタイミングで彼らが私のことを信頼していれば、私の経験を信じていれば、物事は異なった可能性があると感じていたよ」 なおイギリス『スカイスポーツ』は、モウリーニョ監督の発言を受けて2005-06シーズン以降の各指揮官にクラブが費やした金額を集計。マンチェスター・Uは、オーレ・グンナー・スールシャール時代に最高となる4億4100万ポンド(約843億円)を費やし、続いてテン・ハーグ時代に4億1090万ポンド(約786億円)、そしてモウリーニョ時代に4億80万ポンド(約766億円)を投じていたことを指摘している。 また、モウリーニョ監督は現在のマンチェスター・Uについても語り「依然としてクラブにいる一部の選手たちは、私が5年や6年前に望んでいなかった選手たちだ。彼らは、私が一定のクラブにとって最高のプロフェッショナルではない考えているものを表していると思う。しかし、私はこのクラブで仕事をした。時間はいつだって真実を教えてくれるものだ。私はマンチェスター・ユナイテッドの成功を望んでいる」としている。