【山口県】ぺこぱが「光市PR大使」に就任 「魅力をどんどん発信していきたい」
光市出身の松陰寺太勇さんが所属するお笑いコンビ「ぺこぱ」が19日、「光市PR大使」に就任。同日、就任式が市役所で開かれた。市がPR大使を任命するのは初めてで、任期は3年。 市川熙市長から「ステンレスは強く、美しく、しなやかで、錆びないという特徴がある。お二人の芸にも願いを込めて」とステンレス光で製作されたステンレス製の委嘱状が贈られ、木村信秀市議会議長からは「様々なツールを利用して光市をPRしていただきたい」と名刺に模したパネルが手渡された。
松陰寺さんは光井小2年から光丘高卒業まで同市で過ごした。市川市長とは同じ中学校の野球部の先輩後輩の間柄で、セレモニーではエアーキャッチボールで盛り上がる一幕があった。 2008年に現在の相方のシュウペイさんとアルバイト先で知り合いコンビを結成。「M-1グランプリ2019」ではノリツッコまない、否定しない芸風が評価され、見事3位に輝いた。 現在は日本テレビ系列で放送中の「ヒルナンデス!」やYAB山口朝日放送の「ぺこぱのぱこぺ」に出演するなど幅広い活躍を見せる。
松陰寺さん(40)は「青春は光市で育まれた。当時は実家が緑ケ丘にあって、瀬戸内海が一望できる家だった。虹ケ浜に家族で遊びに行ったり、室積で友達と海に入ったり思い出が詰まっている。光市の偉人、伊藤博文に並ぶぺこぱになれるよう頑張っていきたい」と笑いを交えて意気込みを話した。 シュウペイさん(36)は「海鮮や肉など地のおいしいものがたくさんあって、ロケから帰る度に友人に紹介していたので更にどんどん盛り上げていきたい」と意欲を見せた。 セレモニー後の記者撮影の時間には、市内の中華料理店“珉珉”、ラーメン店“十五万石”、鮮魚店“ときよし”を題材にギャグも披露し、会場が笑いに包まれた。 松陰寺さんは㈱新周南新聞社が発行する学生向けの新聞「周南学生新聞5月号」のインタビューでも「光市で一番光っているのは住んでいる人ですね。その光を大切に他県の人に地元の魅力をどんどん発信していきたい」と話していた。