アイドル泣かせた『オールナイトフジコ』人気キャラは名門大3年 夢は「しょこたんとの共演」
『FRESH CAMPUS CONTEST 2022』グランプリ受賞
日本一の大学1年生を決めるミス・コンテスト『FRESH CAMPUS CONTEST』(通称フレキャン)。過去にはTBSの宇内梨沙アナウンサー、上村彩子アナ、日本テレビの滝菜月アナら数多くの局アナやタレントを輩出している。2022年大会のグランプリに輝いた小杉怜子(青山学院大3年)は、現在はnon-noの専属読者モデルで、フジテレビ系深夜バラエティー番組『オールナイトフジコ』にレギュラー出演している。引っ込み思案な性格だったが、フレキャンがきっかけで女子大生タレントへの道が開いた。学業と両立しながら、憧れの中川翔子との共演を夢見る20歳の素顔に迫った。(取材・文=福嶋剛) 【写真】『オールナイトフジコ』 タイトなワンピース姿の小杉怜子の全身ショット ――「フジコーズ」(番組に出演する女子大生ユニット)の1期生としてレギュラー出演中です。 「はい。去年の4月から出演させていただいているので1年が経ちました。当日はみんなが何をやるのか内容を聞かされずに座っているので、私も毎回ドキドキなんです。メインMCの佐久間(宣行)さんから『こすこ(小杉のニックネーム)は、どう思う?』ってよく振っていただくんですけど、いまだに上手く返せなくて。でも、村重(杏奈)さんが『かわいいよ』ってフォローしてくださってMCのみなさんにも助けていただき、MCの皆さんが本当に大好きです」 ――番組で一番印象に残っていることは。 「番組で初めて泣いたのが私なんです。アイドルグループの#2i2 (ニーニ)さんがゲスト出演した時、フジコーズとのバトルで勝ったら、新曲を披露できる企画がありました。スタッフさんから『ガチでやっていいよ』って言われて、その言葉を正直に受け止めてしまい、バトルで勝っちゃったんです。そしたら、#2i2 さんは本当に歌えなくなり、天羽希純さんが泣いちゃって、『せっかくゲストに来てくださったのに私のせいで……』と思ったら、悲しくて涙が止まらなくなっちゃいました。でも、その後にサプライズが待っていたんです」 ――どんなサプライズでしょう。 「その年の夏に開催された『TOKYO IDOL FESTIVAL』(=TIF)にフジコちゃんも出させていただくことが決まって、私は#2i2 さんとコラボステージをやることになったんです。たくさんのお客さんがペンライトを振って、キラキラ光っているステージでまさか本物のアイドルさんと一緒に立つなんて信じられなかったです。それだけでもうれしかったのに、お客さんから『こーすこ!こーすこ!』ってコールが聞こえてきたんです。応援してくださる方いるというだけでも信じられないくらい嬉しいのに、『こんな私に声援を送ってくれる人がいる』と思ったらまた泣きそうになりました。今までの番組の中で一番幸せな瞬間でした」 ――子どもの頃の小杉さんは。 「小さい頃はポケモンやプリキュアが大好きな子で、誰とでも仲良くできるタイプでしたが、フレキャンに出るまでは本当に人前に出て目立つのが苦手でした。小さい頃から本が大好きで、勉強ばかりしていたので今の私を見て想像が付かない人も多いかもしれません(笑)。だから、『呼び出し先生タナカ』とのコラボ企画で『フジコーズ学力テスト』をやった時、『勉強だけはガチで負けたくない』と思って学力テスト1位を獲りました(笑)」 ――大学ではどんなことを学んでいますか。 「地域創生とか地域の子どもたちの活動支援などを学んでいます。子どもたちと触れ合いながら、地域の子どもたちを支える活動を学ぶ実地研修も受けています」 ――フレキャンに出ようと思ったきっかけは。 「母が『こういうコンテストがあるよ』とたまたまフレキャンを見つけました。今までSNSを全然やってこなくて、人前に出るのも苦手だったので最初は全く自信がなかったんですが、『もしかしたら、ファッション雑誌に載れるかも』とも思って、締め切り1時間前に応募しました。でも、当時はメークにも全然興味がなくて、ほぼすっぴん状態の写真を送ってしまい、それがフレキャンのセミファイナルまで宣材写真になっていました(笑)大学で学んでいる支援活動を具体的に進めるには、私自身がもっと発信力をつけないといけないと感じ、そのために芸能活動に励んでいます。」 ――フレキャンの選考は、動画配信やSNS発信など主にネットメディアを使ったアピールが中心です。 「本当に苦手でした。配信も分からなくて審査前のスタートダッシュみたいな期間にみんな配信を始めていたのに、私だけ何もできなかったんです。審査本番になってやっと始めたんですが、他の子みたいないろいろな企画とか全然できなくて、最初の配信で『私は大学生なので勉強を最優先します』って言いました。そしたら、逆に『無理はしないでね』と言ってもらい、応援してくれる方も増えてきて支えていただきました」 ――中には辛辣なコメントをする人もいたそうですね。 「それも忘れられない思い出です。配信中に泣いたこともありました。『まずはちゃんと意思の疎通を頑張ってみよう』とより意識するようになりました。また、2次審査で辛いことがあり、『もう、辞めよう』と思ったこともありました。1週間何もできなくてSNSも開けることができなかったのですが、ファンのみなさんが待っていてくれました。ファイナル審査の時は、体調を崩して倒れてしまい、何もできない期間もありました。そんな時でもファンのみなさんが、『こすこちゃんを応援してあげましょう』ってずっと応援してくださり、『私はとっても温かい人たちに見守られてきたんだ』と励まされました」 ――辛い時期を乗り越え、グランプリに輝きました。 「初めはファイナルまで進めたらうれしいな~と思ってフレキャンに応募したので、グランプリなんて全く頭の中にはありませんでした。だから、呼ばれた瞬間は本当にうれしくて。とにかく、支えてくれたファンと家族に感謝しかありませんでした。表彰式でお母さんのことを考えた瞬間、泣いちゃいました」