竜王制覇に王手をかけるのはどちらか!? 藤井聡太竜王と佐々木勇気八段のヤマ場・第5局スタート
将棋の藤井聡太竜王=名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖と七冠=に佐々木勇気八段が挑んでいる第37期竜王戦七番勝負第5局1日目が27日午前9時、和歌山市の「和歌山城ホール」で始まった。28日との2日制。 シリーズはこれまでの4局はすべて先手番が制しており、第1局で先手の藤井が〇●〇●の2勝2敗のタイスコア。この和歌山決戦を勝った方が、今期制覇に王手をかける実質上の“三番勝負”だ。 4連覇を狙う先手・藤井が飛車先の歩を突くと、悲願の初タイトル奪取を目指す佐々木は角道を開けた。藤井も▲7六歩としたが、佐々木は角道を止めて、雁木模様にした。開始30分で14手まで。藤井が時折、頭を沈めて15手目をじっくり考えている。 持ち時間は各8時間。1日目は昼食休憩(午後0時30分~1時30分)を挟んで、午後6時を過ぎた時の手番が次の一手を封じ、翌日の2日目に指し継がれる。
報知新聞社