「前世で2人は漁師で兄弟だった」TRF・SAMとDJ KOOの意外な“関係性”と素顔
昨年、30周年を迎えた「TRF」のSAMとDJ KOO。今なおダンス、DJ業界に影響を与え続ける2人が、新ユニット「B.O.C」を結成し今年8月30日にデビュー。“人生100年時代”と呼ばれる現代に、夢や希望を与えたいと話す2人の野望、そして素顔に迫った。 【写真】「60代に見えない」DJ KOOと SAMのオーラ溢れる全身ショット
SAMとDJ KOOのメジャーデビュー
─おふたりは今年の8月にB.O.Cというユニットで、メジャーデビューしました。 SAM TRFが3月に武道館で、デビュー30周年の記念ライブを完結させて一段落ついたところで、以前からKOOと何かやりたいねって話をしていて、B.О.Cを結成することにしました。 DJ KOO(以下KOO) 周りにも伝えてなかったから、びっくりされたよね(笑)。B.О.Cの由来は、僕らがまだ売れてないころに、飛行機の中で「Beef Or Chicken?」って、CAさんに何度も聞かれた言葉で、そのころのハングリー精神を忘れずに新しいことにチャレンジしていこうという思いを込めてつけました。 SAM B.О.Cの裏テーマに「“人生100年時代”のトップメッセンジャー」というのがあるんです。僕は、100歳まで動ける身体づくりを目的とした高齢者向けの『ダレデモダンス』のプロデュースやKOOちゃんと一緒に京都府京丹後市の『いきいき健康長寿応援大使』をやったり、高齢者の方の健康寿命を延ばす活動をしているんですけど、一番伝えたいのはB.О.Cの活動を見て、同世代の人や僕らよりも先輩の方たちがもっとアクティブに活動しようと思ってもらうことなんです。 KOO 僕もちょうど7年前に脳動脈瘤の大手術をして、おかげさまで無事に生還したんですけど、健康のありがたさをすごく感じて。病気を乗り越えて元気になって新しいチャレンジをしているところを見ていただいて、プラチナ世代の方々を元気にしたいという思いがあります。
ディスコでの出会い
─おふたりは19歳のころ、ディスコで出会ったそうですね。 SAM 会話を交わしたというより、ニアミスですけど。 KOO 第一印象が「いきってんな、こいつ」だったけど、当時はダンサーで有名になるには、いきってないとなれなかった(笑)。それだけSAMは目立ってたんですよ。 SAM KOOちゃんと僕は年が一緒で、若いころ遊んでた場所が歌舞伎町で、学生時代やってた部活がラグビーで共通点ありすぎだろって。子どものころに流行ったヒーローの話で盛り上がったりもするし、話が合いすぎる。別にうれしくないんだけどね(笑)。 KOO でもTRFでデビューして30年、僕はSAMにかなり頼ってる。SAMはなんでもやってくれるんで(笑)。振り付け、照明、舞台設計などステージまわりのことも考えてくれてるから、すごく助かります。僕にとってSAMは相方的な存在。 SAM 見えないところで支え合ってるよね。50歳過ぎたぐらいからお互いの健康を気遣うようになって、「身体に気をつけて、まだまだ頑張ろうぜ」って誕生日にメッセージを送り合ったりするし。 ─遊びに行ったりは? SAM それは過去も未来も絶対にないです!(笑) 今更、2人で焼き肉を食べに行くとか恥ずかしくない? KOO まあねぇ。照れくさくてできない。でも、程よい距離感が、長く付き合っていくコツなのかなって思う。 SAM 仕事のパートナーとしても、リスペクトし合ってないとバランス的にうまくいかなくなる気がする。KOOちゃんとは、変な阿吽の呼吸みたいなのがあって、空気で察するところがあるよね。 KOO 何も話さなくても、SAMの考えてることがわかるときがあるよ。 SAM ある番組でオーラが見える人に、「前世で2人は漁師で兄弟だった」って言われたんですよ(笑)。それが本当なら、同じ時代に巡り合って一緒に音楽活動をしてるなんて奇跡ですよね。 ─漁師だったということは、お魚好きですか? SAM 魚より肉のほうが好きですね(笑)。 KOO 魚は前世で食べすぎたのかもね(笑)。 SAM 実は牛でも鶏でもなくて豚肉が一番好きです。 KOO ユニット名が“Beef Оr Chicken?”なのに(笑)。