車内を自在にレイアウト トヨタ紡織、医療向け実証
トヨタ自動車グループのトヨタ紡織は28日、車内のレイアウトをアレンジし、医療サービスに活用する実証実験を開始したと発表した。車両1台で名古屋市を中心に愛知県内を回り、オンラインでの保健指導などを行う。車両を報道陣に公開した。 実証はオンライン診療などを手がける「M―aid(エムエイド)」(名古屋市)と共同で実施。大型のワンボックスカーを利用し、シートのレイアウトをアレンジすることで検査を可能にしてオンライン診療に対応したり、ベッドで診察をしたりなど、四つのパターンに変更できる。 トヨタ紡織は今後、行政サービスや移動販売など、活用の幅を広げていくとしている。