防災要素取り入れ競う 東野地区運動会 飯田東中学校生徒考案の種目も【長野県飯田市】
長野県飯田市東野地区の第35回東野区民大運動会(実行委員会主催)が9月29日、飯田東中学校グラウンドで開かれた。「防災」をテーマに掲げ、ユニークな競技を通じて防災への意識を高める機会にもした。 通常の種目に防災要素を取り入れ、メドレーリレーでは的を目がけて水消火器を操作したり、土のうを運んだりした。 離れたかごにボールを投げ、入ったボールの数を競う種目では地震直後の対応や指定避難所など、地域防災にちなんだクイズを取り入れた。出題された問題は会場全体で共有し、参加賞として非常食が配られた。 この他、東中の生徒が考案した「アップル○×クイズ」もあった。東中の生徒が伝統的に守り続ける「りんご並木」に絡めた全7問で、全員参加型の種目とあって盛り上がりを見せた。問題は生徒自ら考えたといい、進行役を担った生徒(3年)は「りんご並木に関心を持ってもらえる人が増えたらいい」と話した。